帯状疱疹について

帯状疱疹とは?

 

帯状疱疹とは、水ぼうそうウイルスの水痘ウイルスによって引き起こされるものです。通称ヘルペスと呼ばれますが、性病のヘルペスとは別物です。

昔水ぼうそうにかかった事のある、ほとんどの方がこのウイルスを体の中に持っています。それが、過労やストレス、寝不足などにより免疫力が下がると、そのウイルスが暴れだし色々な場所に症状が出ます。

主に出やすい部分は、背中から胸にかけて出る肋間神経痛が一番多いです。これらの症状は片側にしか出ません。また、顔に出る場合、耳から上顎にかけて出ることが多く、耳に痛みが出たり、難聴や耳鳴りのような症状が出ることもあります。

顔に出た場合、治りが悪いだけでなく耐え難い痛みを伴うので、ピリピリした感じや耳周辺のかゆみ等があれば、早めに病院を受診することをお勧めします。

帯状疱疹が起こる仕組み

子供のころに水疱瘡にかかってる方が多数おられます。子供のころにかかったヘルペスウイルスは、神経節といわれる部分にずっと潜伏しており年齢を重ねたり、体力が落ちると再び暴れだし、ウイルスが増殖することで帯状疱疹として発症します。

高齢の方や疲れがたまっている方、免疫力が下がっている方がよく発症します。帯状疱疹を悪化させない為には、発疹を見つけたら早めに皮膚科に受診してください。

発疹が出て早めに抗ウイルス薬を飲むのと、飲まないのとでは後々に大きな差が出ます。重症化してしまうと帯状疱疹後の神経痛が残り、苦労される方が多いです。

症状について

顔、胸、腹、上下肢などの知覚神経の領域の左右のどちらかに、水疱が帯状のように現れます。初めは、皮膚に神経痛のような痛みが起こり、そこにポツポツと発疹が出来てきます。

この痛みは、個人差が大きく広範囲に水泡があってもさほど痛みを感じない人もいたり、水泡が2,3か所しかなくても夜も眠れないくらい痛むという方もおられます。少しでも怪しいと感じたら早めに皮膚科の診察を受けて下さい。

病院での治療法

抗ウイルス薬や、鎮痛剤、ビタミン剤で治療を行います。抗ウイルス薬を使うことでウイルスの増殖を抑え、病気の期間を短縮したり痛みを抑えたりする効果が期待できます。かゆみがある場合は、かゆみを抑える為に抗アレルギー剤を出される場合もあります。

帯状疱疹がひどくなると、跡や痛みが残ってしまう(後神経痛)ので、できるだけ早い時期に治療をすることが大切です。ひどくなると、ブロック注射をしても痛みが引かないこともあります。

 

当院での施術方法

先ず、脈を見てなぜその症状が起きたのかを見ます。帯状疱疹になる方は、免疫力が下がっている方がなるのでなぜ免疫力が下がったのかを把握し、そこに見合ったツボに針をしていきます。

下がった免疫力を戻す為、全身の調整をすると共に、痛みのある部位を施術してあげることにより、自己回復力が高まります。ただ、治療をするだけでなく家での過ごし方のアドバイスもさせていただきます。

神経痛は、発症から日が浅いほうが楽になりやすく、長期間続いたものでは完治まで長い時間がかかります。早めに気づいて、あげることが一番いいです。

早く良くなる為に、一緒に二人三脚で頑張りましょう。