鍼灸治療とは
鍼灸治療とは、針やお灸を使って身体の『ツボ』を刺激する治療法のことをいいます。鍼灸といえば、『腰痛、肩こり、頭痛など』に効果があるというイメージの方が多いと思います。でも、それだけではないのです。
1979年に、WHOが鍼灸での適応疾患(43疾患)を発表しました。下記に、WHOから鍼灸の有効性を認められた疾患を記載します。
WHOに鍼灸の効果や有効性が認められている症状や疾患の一覧
神経系疾患 | 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節痛・リウマチ・頚肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折・打撲・むち打ち・捻挫など) |
循環器系疾患 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪(予防など) |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘など)・胆のう炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分泌系疾患 | バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
生殖・泌尿器疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・腎炎・前立腺肥大 |
婦人科系疾患 | 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・扁桃炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい |
小児科疾患 | 小児神経症(夜泣き・疳の虫・夜驚症・消化不良・食欲不振・不眠)小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質 |
生体機能の調整作用
血行促進作用
免疫力のコントロール作用
未病を防ぐ